突然消失するかもしれないブログ

”とつきえブログ”

カテゴリーアーカイブ: BeagleBoard

BeagleBoard:(11)Debianインストール2

BeagleBoard上にDebianをインストールする方法についてです。

(1)主な情報源
BeagleBoardDebian – eLinux.org

こちらの手順に従い、ネットインストールでDebianをインストールします。

(2)シリアルコンソールの準備

開発用PCとBeagleBoardをシリアルのクロスケーブルで接続して、BeagleBoardを操作します。

ここでは、開発用PCとしてDebian5、通信用ソフトとしてkermitを使用します。

<kermitの通信設定>

kermitを起動して、以下のコマンドを実行して通信設定を行います。

都度、入力するのは大変なので、~/.kermrcに以下を記述しておけば自動設定されます。

尚、BeagleBoardのシリアルではフロー制御が行われないので、通信データを取りこぼさないように適度にディレイを入れる必要があります。

set line /dev/ttyUSB0
set speed 115200
set flow-control none
set carrier-watch off
set delay 1

上記の通信設定をした後、connectコマンドを実行して、何回かリターンキーを押すと、開発用PCとBeagleBoardの間で同期がとられて、正常に通信できるようになります。

connect

kermitを抜けたい場合は、以下のキーを入力します。

ctrl ¥ c

(3)BeagleBoard用のuImage(Linuxカーネルイメージ)、Debianインストール用のinitrdを取得してmicroSDに書き込む。

microSD上に最低でも3つのパーティションが必要になります。

パーティション1(/dev/mmcblk0p1):VFAT(uImage, initrd)
パーティション2(/dev/mmcblk0p2):Linux swap
パーティション3(/dev/mmcblk0p3):Linux(rootファイルシステム)

インストール時はパーティション1だけ作成すれば、あとはDebianのインストーラが作成してくれます。

ブートローダは、BeagleBoardのNANDに書き込まれているものをそのまま使いますので、microSDに書き込む必要はありません。

パーティション1のルートディレクトリにuImageとuInitrdを書き込みます。

# BeagleBoardにDebianをインストール際に利用できるuImageは若干古いバージョンのLinuxカーネルになりますが、Debianをインストールした後、自由にバージョンアップすることができます。
wget http://rcn-ee.net/deb/kernel/CC-beagle-v2.6.29-58cf2f1-oer44.1.uImage
mv CC-beagle-v2.6.29-58cf2f1-oer44.1.uImage uImage

# Debianは安定版のlennyをインストールして、lennyをインストールした後、Squeezeなどにバージョンアップすることができます。
wget http://ftp.debian.org/debian/dists/lenny/main/installer-armel/current/images/versatile/netboot/initrd.gz
gzip -d initrd.gz
dd if=initrd of=uInitrd ibs=8388608 conv=sync

(4)BeagleBoardのu-Bootを設定する。

Debianインストール時は、u-Bootの画面で以下のように設定、実行します。

setenv bootcmd ‘mmc init; fatload mmc 0:1 0x80300000 uImage; fatload mmc 0:1 0x81600000 uInitrd; bootm 0x80300000’
setenv bootargs ‘console=ttyS2,115200n8 ramdisk_size=8192 root=/dev/ram0 rw rootfstype=ext2 initrd=0x81600000,8M’
saveenv
boot

Debianインストール後は、上記の設定のうち以下のように変更します。

setenv bootargs ‘console=ttyS2,115200n8 root=/dev/mmcblk0p3 rootwait rootfstype=ext3 ro’
saveenv

Debianインストール後に、BeagleBoardのHDMI端子経由でHDMI/DVI出力したい場合は、上記の設定のうち、以下のように変更します。

<解像度が1280×720、色深度が16bitの場合>
setenv bootargs ‘console=ttyS2,115200n8 root=/dev/mmcblk0p3 rootwait rootfstype=ext3 ro omapfb.mode=dvi:1280x720MR-16@60’

<解像度が1280×720、色深度が24bitの場合>
setenv bootargs ‘console=ttyS2,115200n8 root=/dev/mmcblk0p3 rootwait rootfstype=ext3 ro omapfb.mode=dvi:1280x720MR-24@60’

<解像度が1440×900、色深度が16bitの場合>
setenv bootargs ‘console=ttyS2,115200n8 root=/dev/mmcblk0p3 rootwait rootfstype=ext3 ro omapfb.mode=dvi:1440x900MR-16@60’

<解像度が1440×900、色深度が24bitの場合>
setenv bootargs ‘console=ttyS2,115200n8 root=/dev/mmcblk0p3 rootwait rootfstype=ext3 ro omapfb.mode=dvi:1440x900MR-24@60’

(5)Debianインストーラを起動する。

上記で用意したmicroSDをBeagleBoardにセットしてリセットするだけで、Debianインストーラが起動し、画面の指示に従って行けば、必要最小限のDebianがインストールされます。

尚、DHCPでUSBイーサネットアダプタにIPアドレスが割り振られるはずなのですが、なぜかうまくいかないので手動で設定する必要があるようです。

<参考:BeagleBoardのu-Bootの工場出荷時の設定>

bootcmd=if mmc init; then if run loadbootscript; then run bootscript; else if run loaduimage; then run mmcboot; else run nandboot; fi; fi; else run nandboot; fi
bootdelay=10
baudrate=115200
loadaddr=0x82000000
console=ttyS2,115200n8
vram=12M
dvimode=1024x768MR-16@60
defaultdisplay=dvi
mmcroot=/dev/mmcblk0p2 rw
mmcrootfstype=ext3 rootwait
nandroot=/dev/mtdblock4 rw
nandrootfstype=jffs2
mmcargs=setenv bootargs console=${console} vram=${vram} omapfb.mode=dvi:${dvimode} omapfb.debug=y omapdss.def_disp=${defaultdisplay} root=${mmcroot} rootfstype=${mmcrootfstype}
nandargs=setenv bootargs console=${console} vram=${vram} omapfb.mode=dvi:${dvimode} omapfb.debug=y omapdss.def_disp=${defaultdisplay} root=${nandroot} rootfstype=${nandrootfstype}
loadbootscript=fatload mmc 0 ${loadaddr} boot.scr
bootscript=echo Running bootscript from mmc …; source ${loadaddr}
loaduimage=fatload mmc 0 ${loadaddr} uImage
mmcboot=echo Booting from mmc …; run mmcargs; bootm ${loadaddr}
nandboot=echo Booting from nand …; run nandargs; nand read ${loadaddr} 280000 400000; bootm ${loadaddr}
stdin=serial
stdout=serial
stderr=serial
bootargs=console=ttyS2,115200n8 vram=12M omapfb.mode=dvi:1024x768MR-16@60 omapfb.debug=y omapdss.def_disp=dvi root=/dev/mtdblock4 rw rootfstype=jffs2

Environment size: 1310/131068 bytes

広告

BeagleBoard:(10)USBが不安定な原因が判明

以前、BeagleBoard Rev C4のUSBが不安定だと書きましたが、電力供給不足が原因だったようです。HighSpeed USB2.0 EHCIポートは不安定ですが、mini-USBポートであれば安定して使用できることがわかりました。

BeagleBoard:(8)USBが不安定? « 突然消失するかもしれないブログ

BeagleBoardのACコネクタに5V/1Aの電源を供給してみたところ、嘘のようにmini-USBポート、HighSpeed USB2.0 EHCIともにを使用してみたところ、USBが安定して使用できるようになり、快適にDebian Squeezeが動作するようになりました。

BeagleBoardは、mini-USBからの電力供給だけでは電力が不足するらしく、セルフパワーのUSB-HUBを使用していてもUSB機器を安定して使用することができないようです。

BeagleBoardは、状況によって1Aくらいの電流を要求するのかもしれません。

遠回りしましたが、ようやく安定してBeagleBoardが使用できるようになりました。大きな山を1つ越えたかなという感じです。

<追記:2010/05/01

半日ほど負荷試験を兼ねてHighSpeed USB 2.0 EHCIのポートを使ってみたのですが残念ながら死んでしまいました。シールド対策が不十分なのが原因なのでしょうか。。。

一応、連続して安定して使用できる時間が数分から数時間に伸びたので若干改善したことにはなるのですが。

現在、mini-USBのポートに切り替えて負荷試験中です。

ハードの問題なのか、ソフト(Linuxカーネル)の問題なのかよくわからなくなってきました。

追記:2010/05/01>

<追記:2010/05/02

apache benchを使用して、BeagleBoardに接続されたUSB-Ethernetのネットワーク負荷試験を数時間しかけてみましたが、mini-USBのポートが死ぬことはありませんでした。

BeagleBoardのHighSpeed USB2.0 EHCIポート周りは、やはり設計不良があるのかもしれません。

追記:2010/05/02>

 

BeagleBoard:(9)USBホストケーブルでBeagleBoard本体に給電できない(当たり前?)

BeagleBoardのHighSpeed USB2.0 EHCIポートが不安定なので、BeagleBoardのmini-USB(OTG)ポートをUSBホストとしてUSB機器(クライアント)を使用するためのmini-USBホストケーブルを購入しました。

BeagleBoardにmini-USBホストケーブルを以下のように接続してみたところ、mini-USB端子からBeagleBoardへ給電が行われないことがわかりました。

BeagleBoard→mini-USB(タイプA)→mini-USB(タイプB)→セルフパワーのUSB-HUB

なぜ!?なぜなの?

PCの場合だと、PCのUSBポート(タイプA=USBホスト)からUSB機器(タイプB=クライアント)へ給電する、つまり、USBホストからUSBクライアントに対して給電することはあるけど、その逆はない。

ということは、BeagleBoardのmini-USB(OTG)ポート(タイプA=USBホスト)からUSB機器(タイプB=USBクライアント)へ給電することはあっても、その逆はないというのは、当たり前なんですね。

ということで、BeagleBoardのmini-USB端子を使用するには、電源ジャックから電源供給をしてやるしかなさそうです。電源ケーブルを買わなきゃ。。。

心が折れそう。。。

BeagleBoard:(8)USBが不安定?

BeagleBoard Rev C4にLinux2.6.28.9(http://rcn-ee.net/deb/kernel/CC-v2.6.28.9-79d042a-oer17)、Debian lenny(最新にアップデート)をインストールした環境で、しばらく使用していると、突然、ネットワークの通信速度が遅くなり、全く通信できなくなるという症状が発生します。

シリアルは生きているのでシリアル経由で確認してみると、以下のメッセージが延々と出力され続けます。こうなるとrebootするしかなくなります。

この投稿の続きを読む

BeagleBoard:(7)Debianインストール1

ようやくBeagleBoard Rev C4でDebianが動くようになったのでメモ。

まずはDebianのインストール手順に関する参考サイトと注意すべきポイントについて。

この投稿の続きを読む

BeagleBoard:(6)ベンチマークテスト、玄箱Proの3倍

以前、インターネット上に公開されているBeagleBoardのnbenchの結果から、以下のように予想していましたが、購入したBeagleBoard Rev C4でnbenchを実行してみたところ、予想を上回る結果となりました。 この投稿の続きを読む

BeagleBoard:(5)商品到着

BeagleBoardが到着したので、ひとまず開封の儀。

ちなみに、こちらの写真はnexus oneで撮影したのですが、必要にして十分、綺麗ですね。

さて、こちらがBeagleBoardが梱包されていた箱です。思ったよりシンプルで非常に小さいです。ちょっと味気ないかも。

image

BeagleBoardのリビジョンはRev C4、最新です。

image

BeagleBoard本体は、静電防止袋に入れられており、向かって右側、上から、mini USB接続端子による接続。ここから給電することができます。

その下は、シリアルピンが出ています。シリアルとPCはクロスケーブルで接続する必要があります。

image

で、どれくらい、BeagleBoardが小さいのかということで、iPod touchと比較してみました。Armadillo-500と比較してもかなり小さいです。

image

ひとまず、シリアル接続でU-Bootを操作できるようになったので、次はLinuxをインストールしてみたいと思います。

BeagleBoard:(4)商品発送が遅延中

訂正:2010/04/08

真偽のほどはわかりませんが、DigiKeyからの購入をお勧めします。

詳細は、BeagleBoard:(2)購入方法 « 突然消失するかもしれないブログ、のコメントをご覧下さい。

BeagleBoardを株式会社レッドスターさんに注文をお願いしているのですが、公式ブログの情報によると、予想以上に入荷数が少ないらしく、注文すべてに対して商品を発送できない状況のようです。

BeagleBoardを出荷いたしました。 – Redstar official Blog

BeagleBoardを出荷いたしました。
が、入荷数量が予定よりはるかに少なく、注残になっております。
未着の方しばらくお待ち下さい。
http://www.redstar.co.jp/bb.htm
TT

米国の輸出規制の影響でしょうか? それとも注文数に対してメーカーの生産能力が追いついてないとか?

BeagleBoardってそんなに人気があるのでしょうか? BeagleBoardはかなりディープな商品だし、注文がそんなに殺到するとは思えないので、後者ですかね。

ちなみに、まだ自分のところには商品が到着していません。早くいじりたいです。

<追記:2010/03/05

Beagle Board Rev.C4追加入荷 – Redstar official Blog

Beagle Board Rev.C4追加入荷中です。
今朝、成田に届きました。今、通関中です。
いくつ入荷してくるのか分からないのですが。。。
Rev.C4大人気で品不足です。
http://www.redstar.co.jp/bb.htm
TT

続報です。追加入荷がきたようです。入荷数不明とのことですが、どうやらRev.C4が大人気のようですね。BeagleBoardもそろそろ枯れてきたので買いだと思った人が多いとか?

>追記:2010/03/05

<追記:2010/03/08

注残組です。。。

Beagle Board Rev.C4出荷 – Redstar official Blog

Beagle Board Rev.C4入荷したので3/5出荷いたしました。
微妙に足りない。。。
先着順ですが法人で納期のある案件向けと聞いているところには優先しながらも
数減らしながら。。。
悩むところです。
注残のみなさまお待ち下さい。
http://www.redstar.co.jp/bb.htm
TT

>追記:2010/03/08

BeagleBoard:(3)ケース

BeagleBoardでやっかいなのは、ケース(カバー/ガード)をどうやって用意するかです。

ここらへんで手を抜いてしまうと、BeagleBoardに対する後々の愛着が大きく変わってくるというものです。

この投稿の続きを読む

BeagleBoard:(2)購入方法

BeagleBoardの購入方法についてまとめてみました。

この投稿の続きを読む

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。