Debian 6をインストールしたThinkPad T42はサーバとして使用したいので、液晶画面は閉じた状態でも電源がONの状態で使える、リッドクローズドモードの設定を行います。
Debian 6のグラフィカルログインには落とし穴がある。
Debian 6をグラフィカルログイン環境でインストールすると、ログイン後の状態では液晶画面を閉じてもサスペンドしないのに、ログイン前の状態のログイン画面で液晶画面を閉じるとサスペンドしてしまう、という現象が起きます。
原因は、gnome-power-managerというプロセスです。
ログイン前の状態では、gdm3のユーザIDである、Debian-gdm(UID=106)でgnome-power-managerが実行されますが、ログイン後の状態ですは、ログイン時のユーザIDで実行されます。
gnome-power-managerは、”電源管理の設定”というアプリケーションで設定した設定ファイルを参照しますが、Debian-gdm(UID=106)には、その設定が反映されていないのが原因です。
では、どうすれば、Debian-gdm(UID=106)にも電源管理の設定を反映させることができるのかと言うと、”電源管理の設定”のウィンドウの下に「デフォルト値」にする」というボタンがありますので、これをクリックします。
”デフォルト値にする”のボタンの意味は、システム全体で共通の設定値を設定するということです。

”電源管理の設定”は、gconfによって設定ファイルを保存しており、システム全体で共通の設定値として保存した場合は、以下のファイルに設定値が保存されます。
○デフォルト値が保存される場所
/etc/gconf/gconf.xml.defaults/%gconf-tree.xml
ちなみに、各ユーザの個別の設定値は、ログインしたユーザIDのホームディレクトリ配下の ~/.gconf/apps/gnome-power-manager/%gconf.xml に保存されます。

すると上記のように、”lid_ac”が”blank”、つまり、液晶画面が閉じられた時は、サスペンドせずに液晶画面をブランク(液晶画面の電源をOFFにして真っ暗)にするという設定になります。
これで、ログイン前の状態のログイン画面で液晶画面を閉じてもサスペンドしなくなります。
めでたし、めでたし。
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