Mac OS X版のPalm Mojo SDKをインストールしてみたので、その手順をまとめてみました。
尚、Palm Mojo SDKはベータ版ということもあってインストーラが不完全なようです。インストール後、手作業で修正する必要があります。ということで、難易度はAndroid SDKと比べると若干高めです。
(1)Palm Mojo SDKの入手先
Palm Mojo SDKと必要な情報は、PalmのwebOS開発者向けの以下のサイトから入手できます。
webOSdev
(2)Palm Mojo SDKのインストール手順を参照する。
Palm Mojo SDKは、Linux版、Mac OS X版、Windows版がありますが、ここでは、Mac OS X版のインストール手順を参照します。
webOSdevのInstalling the SDK on Mac OS X – webOSdev – Palm
Mac OS X版、Linux版のPalm Mojo SDKをインストールするのに必要なソフトは以下の通りです。
・Palm Mojo SDK
・VirtualBox
Windows版では、上記に加えて、以下のソフトが必要です。
・Java6以降
・Cygwin(コマンドラインツールを使用する場合)
(UbuntuってデフォルトでJava6以降がインストールされているんでしたっけ?)
また、Palm Mojo SDKのエミュレータはVirtualBox上で動作しますので、Palm Mojo SDKのインストールの前にVirtualBoxをインストールしておく必要があります。
(3)ユーザ登録する。
ダウンロード時に毎回メールアドレスなどを提示する必要がありますが、ユーザ登録をすれば一度で済みますので、今後のことを考えるとユーザ登録をしておくことを強くオススメします。
ユーザ登録を申請すると確認用のメールが来るのでメール本文中の確認用のURLをクリックするとユーザ登録が完了します。
(4)Palm Mojo SDKをダウンロードする。
ユーザ登録済みのユーザIDとパスワードでwebOSdevにログインして、以下からMac OS X版のPalm Mojo SDKをダウンロードします。
2009/07/26時点での最新版は、Palm-Mojo-SDK-Mac-1.1.0.12.pkgです。
Palm Mojo SDKのダウンロード元
(5)VirutualBoxをダウンロードしてインストールする。
VirtualBoxは、以下のサイトからダウンロードすることができます。
http://www.virtualbox.org/
http://jp.sun.com/products/software/virtualbox/
ですが、Palm推奨のVirtualBoxを使いたいという方は、以下に書かれている、VirtualBox 2.2系の最新版2.2.4をダウンロードして下さい。
webOSdevのInstalling the SDK on Mac OS X – webOSdev – Palm
http://download.virtualbox.org/virtualbox/2.2.4/VirtualBox-2.2.4-47978-OSX.dmg
自分の場合は、VirtualBox 3.0系の最新版3.0.2、
http://jp.sun.com/products/software/virtualbox/の
Sun xVM VirtualBoxのVirtualBox-3.0.2-49928-OSX.dmgを使用しました。
実際にインストールするには、VirtualBox-3.0.2-49928-OSX.dmgをダブルクリックすると以下のようなウィンドウが開くので、その中のVirtualBox.mpkgをダブルクリックします。
「続ける」をクリック。
「続ける」をクリック。
「Agree」をクリック。
「インストール」をクリック。
インストールが正常に終了しました。
VirutalBoxは、/Applications/VirtualBox.appにインストールされます。
(6)VirutualBoxをインストールする。
Palm-Mojo-SDK-Mac-1.1.0.12.pkgをダブルクリックします。
「続ける」をクリック。
「続ける」をクリック。
「同意する」をクリックする。
「インストール」をクリック。
インストールが正常に終了しました。
Palm Mojo SDKのインストールが正常に終了すると、以下のフォルダにプログラムがインストールされています。
/Applications/Palm Emulator.app
/Applications/Palm Inspector.app
/opt/PalmSDK
/opt/nova
(7)Palm Emulatorを実行する。(エラー対策前)
/Applications/Palm Emulator.appをダブルクリックして実行すると、「Novacom No Running」とエラーが出てしまい実行できません。
(8)Mac OS Xが起動した時に、/opt/nova/bin/novacomdが自動的に起動されるように修正する。
で、このNovacomの正体は何なのかというと、以下の図が参考になります。
Emulator – webOSdev – Palm

Novacomとは、Android SDKでいうところのadbサーバと同じようなもので、開発環境から実機あるいはエミュレータに接続して制御するためのデーモンのようです。
本来なら、Mac OS Xが起動した時に、自動的に/opt/nova/bin/novacomdが自動的に起動されるはずなのですが、インストーラの不具合の関係で、自動的に起動されないようです。
Novacomのデーモンの実体は、/opt/nova/bin/novacomdで、rootユーザで実行する必要があります。
Palm Emulator.appを実行する前に、毎回手動でrootユーザで/opt/nova/bin/novacomdを実行すれば上記のエラーは出なくなります。
ですが、毎回手動で操作するのは面倒なので、Mac OS Xが起動した時に、自動的に/opt/nova/bin/novacomdが自動的に起動されるように、rootユーザになって、以下を実行します。
# /opt/nova/bin/post-install.sh
すると、/Library/LaunchDaemons/com.palm.novacomdが作成されます。
ところが、Mac OS Xが起動時にデーモンを自動起動するには、*.plistというファイル名である必要があります。
よって、以下のようにリネームします。
mv /Library/LaunchDaemons/com.palm.novacomd /Library/LaunchDaemons/com.palm.novacomd.plist
また、com.palm.novacomd.plistの書式に問題があるようなので、ホームディレクトリなどの適当なフォルダにcom.palm.novacomd.plistをコピーして、Finderでcom.palm.novacomd.plistダブルクリックしてプロパティーエディタで開くか、手動でプロパティーエディタで開きます。
その後、プロパティエディタで上書き保存して、
/Library/LaunchDaemons/com.palm.novacomd.plistを上書きします。
更に、手動で/Library/LaunchDaemons/com.palm.novacomd.plistのオーナをroot、グループをwheelに変更します。
これで、Mac OS Xが起動した時に、自動的に/opt/nova/bin/novacomdが自動的に起動されるようになります。
(8)Palm Emulatorを実行する。(エラー対策後)
上記エラー対策を行うと、無事にエミュレータが起動されます。
初回起動時は、VirtualBox上にPalm Preの仮想マシンが作成されるようです。
「OK」をクリック。
めでたくPalm Preの見慣れた画面が表示されました!
エミュレータが起動するのに手元のストップウォッチで計ったところ30秒くらいでした。Palm Pre実機では軽く70秒から90秒くらいかかっていたので、エミュレータ環境だとずいぶん速いですね。
エミュレータが使えるようになったので、お次はアプリの開発環境を揃えて「Hello Wrold」に挑戦してみたいと思います。
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